
「リボンエナジーが怪しい」という声をネット上で見かけることがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。
結論を先にお話しすると、リボンエナジーは経済産業省に正式登録された信頼性の高い新電力会社(小売電気事業者)です。
確かに2023年11月設立という新しさや、市場連動型という独特な料金プランが、一部の方に不安を抱かせているかもしれません。しかし、こうした特徴を正しく理解すれば、電気代を大幅に節約できる可能性を秘めた魅力的な選択肢だと分かります。
最後まで読んでいただければ、「怪しい」という印象がきっと変わるはずです。
- 口コミのリアルな評価
- 「怪しい」理由と真相
- 会社の実態と信頼性
- 料金の仕組みと節約
- 他社との比較点
- 解約の手軽さと注意
リボンエナジー

- なぜ?リボンエナジーが怪しいと言われる理由
- まとめ:リボンエナジーは怪しい?真相を解説
なぜ?リボンエナジーが怪しいと言われる理由

リボンエナジーの会社概要と設立背景
株式会社リボンエナジーは、2023年11月1日に設立された新電力会社。
「テクノロジーの力で家庭の電気代を抑える」という明確なビジョンを掲げており、2024年5月には経済産業省から小売電気事業者として正式な登録(登録番号:A0886)を受けて事業をスタートしました。
帝国データバンクの調査によると、2024年3月時点で「撤退」「倒産・廃業」した新電力会社は累計119社(構成比16.9%)に上る厳しい業界環境の中で、リボンエナジーがこうした正式登録を維持していることは、電力供給の安定性や企業の信頼性を示す重要なポイントといえますね。
供給エリアは、沖縄県と一部の離島を除いた日本全国です。大都市圏から地方まで、幅広い地域で利用できます。
新しい会社だからといって、電気の品質が落ちる心配は一切ありません。なぜなら、どの電力会社も地域の送配電事業者の送電設備を使って電気を届けているからです。
つまり、電気の供給品質はどこを選んでも同じなんですね。
新しい企業が市場に参入することは、消費者にとって良いことです。競争が生まれることで、より良いサービスや料金プランが提供されるようになるからです。
最初は知らない会社だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、調べていくうちに、その透明性と顧客志向の姿勢に好感を持たれるのではないでしょうか。
リボンエナジーの設立からサービス展開、および関連する消費者動向
2016年
- 4月: 電力小売が一般家庭向けに全面自由化され、消費者が電力会社を自由に選択できるようになる。
2020年
- 通年: 新型コロナウイルスの感染拡大により世界経済が急減速。電力取引価格が比較的安定し、市場連動型プランが一般的な料金プランよりも割安になる局面が見られる。
2021年
- 1月: 強烈な寒波の影響で電力需要が高まり、電力取引価格が一時的に高騰。市場連動型プランを使用していた消費者の電気代が、大手電力会社の標準プランの3倍近くに跳ね上がるケースが発生。
2022年
- 通年: ロシアによるウクライナ侵攻の影響で天然ガスや石炭などの資源供給が不安定になり、世界的に燃料価格が高騰。
2023年
- 5月: 国民生活センターが電力・ガスの勧誘に関する注意喚起を継続的に実施。
- 電力会社の切替勧誘で不審な業者に関する相談が増加。
- キャンペーンを謳う勧誘や、大手電力会社を装った勧誘の事例が報告される。
- 11月1日: 株式会社リボンエナジーが設立される。代表取締役社長は佐々木広夢氏。資本金は5,500万円。
- 11月: 国民生活センターが訪問勧誘に関する注意喚起を継続的に実施。
2024年
- 3月6日: 国民生活センターが、高齢者への電気・ガス契約の訪問勧誘に関する注意喚起の報告を掲載。特に、自宅に突然訪問してくる勧誘が増加していると指摘。
- 5月14日: リボンエナジーが小売電気事業者として登録される(登録番号 A0886)。
- 8月1日: リボンエナジーが「最大5,000円キャッシュバックキャンペーン」を開始。終了時期は未定。
- 通年: リボンエナジーが電力小売事業に本格参入し、サービス「リボングリーン」の提供を開始。
2025年
- 2月10日: リボンエナジーの料金プランや評判に関する記事が公開され、基本料金・燃料費調整額0円、豊富な割引メニュー(最大7種類併用可能)などが紹介される。
- 3月: 電力取引市場の価格が比較的安定傾向にあるとされる。
- 6月25日: ニフティポイントクラブでリボンエナジーの紹介が掲載され、電気代節約を実感したユーザーの口コミが紹介される。
「怪しい」と言われる2つ理由と誤解の解消
理由1:市場連動型プランへの不安
リボンエナジーの電気料金プラン「リボングリーン」は、日本卸電力取引所(JEPX:Japan Electric Power Exchange)の市場価格に連動して、30分ごとに電気料金単価が変動する「市場連動型」を採用しています。

JEPXは2003年に設立された日本で唯一電気の売買ができる市場で、2024年6月14日時点での取引会員数は314社にのぼる重要な電力取引の場です。
この仕組みが、一般的な固定料金制に慣れている私たちにとって「料金が不安定で心配なのでは?」という不安を生む原因となっているのでしょう。
実際に過去には、2021年1月に日本卸電力取引所の市場価格が異常な高騰を見せ、1月12日の約定価格は200円/kWh、翌日には250円/kWhに達した事例があります。
それまでの市場価格は平均8円/kWh前後だったため、実に30倍もの価格になって請求されたのです。
リボンエナジーでは、マイページを通じて当日と翌日の30分ごとの料金単価を事前に確認できる機能を提供しています。これは、まるで天気予報のように電気の「価格予報」を知ることができるようなもので、賢く活用すれば大きな節約につながります。
例えば、料金が安い時間帯に洗濯機や食洗機を回したり、電気自動車の充電をしたりする工夫をすることで、市場価格の変動リスクを管理し、電気代を抑えることができるのです。
まさに「自分の工夫次第で電気料金をコントロールできる」サービスといえるでしょう。
理由2:比較的新しい会社であること
前述の通り、リボンエナジーは2023年11月設立と、まだ歴史の浅い企業です。
長年の実績を持つ大手電力会社と比較すると、「実績がないから信用しづらい」「知らない会社は大丈夫?」と感じる方が一定数いるのも無理はありません。
しかし、新しい会社だからこそ提供できる独自のメリットもたくさんあります。
リボンエナジーは基本料金と燃料費調整額がどちらも0円というシンプルな料金体系に加え、最大7種類もの豊富な割引メニューを併用できるのが特徴です。
これらは、既存の大手電力会社ではなかなか見られない魅力的なサービスといえるでしょう。
企業の信頼性は歴史の長さだけで決まるものではありません。国の認可を受けているか、料金体系が透明か、顧客サポート体制は整っているかなど、多角的に評価することが重要です。
リボンエナジーはこれらの点をクリアしており、新しい企業だからこその柔軟性やお得さを追求している姿勢がうかがえます。
お支払は使った分だけ!【リボンエナジー】
消費者庁・国民生活センターからの注意喚起とリボンエナジー
国民生活センターは、電力・ガスの契約に関するトラブルについて、たびたび注意喚起を行っています。特に目立つのは、自宅への訪問販売や電話勧誘によるトラブルです。
例えば、「検針票を見せてほしい」と強要したり、不正確な料金シミュレーションで「必ず安くなる」と断言したりする手口が報告されています。
このような状況で、「リボンエナジーも同じような手口なのでは?」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、現時点の情報を見る限り、リボンエナジーが訪問販売や強引な電話勧誘を行っているという報告は確認できません。
リボンエナジーの申し込みは基本的にウェブサイトを通じて行われ、手続きがオンラインで完結するというシンプルなフローが特徴です。
また、現在の電力会社への解約手続きもリボンエナジーが代行してくれるため、利用者自身が面倒な連絡をする必要もありません。
消費者庁もインターネット上の広告表示について注意を促しており、優良誤認(実際よりも優良だと誤認させる表示)や有利誤認(実際よりも有利だと誤認させる表示)を規制しています。
国民生活センターの注意喚起は、私たち消費者が悪質な事業者に騙されないための大切な情報源です。しかし、それは特定の企業を指しているわけではなく、市場全体の注意を促すものです。
安易に個人情報を渡したり、その場で即決したりしないよう、常に冷静な判断を心がけることが大切ですね。
焦って契約する必要は一切ありません。不明な点があれば、すぐに国民生活センターの消費者ホットライン「188(局番なし)」に相談することもできます。
リボンエナジーの料金プラン「リボングリーン」の全貌
リボンエナジーが一般家庭向けに提供している料金プランは、「リボングリーン」の1種類のみです。このシンプルな構成が、かえって分かりやすいと評価する声も多いですね。
リボングリーンには、次の3つの大きな特徴があります。
-
基本料金と燃料費調整額が0円:従来の電力会社では毎月発生する固定費や、燃料価格の変動に応じて加算される調整額が一切かかりません。つまり、使った分の電気代だけを支払うという、非常に明快な料金設計なのです。
リボンエナジー -
市場連動型の料金プラン:電気料金の一部がJEPXの市場価格に連動して30分ごとに変動します。これは、工夫次第で電気代を大きく節約できる可能性を秘めています。
-
実質再生可能エネルギー100%の環境に優しい電気:リボンエナジーは、非化石証書を活用することで、CO2排出量実質ゼロのクリーンな電気を供給しています。地球環境への貢献を重視する方には、大きな魅力となるでしょう。
料金の計算式はシンプルで、固定従量料金+変動従量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金-割引額で構成されます。
再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)と消費税は、どの電力会社でも共通して発生する費用ですので、その点は理解しておく必要があります。
基本料金が0円というのは、電気の使用量が少ない月でも安心感があります。例えば、長期旅行などで家を空ける際も、無駄な固定費がかからないのは、家計にとって非常に優しい設計だと感じます。
リボンエナジーの最大の魅力!7種類の豊富な割引メニュー
リボンエナジーの料金プラン「リボングリーン」は、そのシンプルさだけではありません。最大7種類もの割引メニューを併用できるという、驚くべき特徴を持っています。

具体的な割引メニューと、どのような方におすすめかを見ていきましょう。
割引メニュー名 | 割引対象と割引額 | こんな方におすすめ! |
---|---|---|
マイホーム割引 | 持ち家の方:-0.55円/kWh | 戸建てやマンションなど、持ち家にお住まいの方。賃貸ではなく、自分の住まいを持っているだけで割引が適用されます。 |
ファミリー割引 | 世帯人数に応じて割引 | 家族構成員の多いファミリー世帯。1人あたり-0.11円/kWhで、最大5人まで適用(最大-0.55円/kWh)。お子さんが多い家庭にとっては、かなり嬉しい特典になるでしょう。 |
ペット割引 | ペットを飼っている方:-0.55円/kWh | 犬や猫など、大切なペットと一緒に暮らしている方。ペットがいるとエアコン使用が増える夏場など、電気代が気になりますよね。この割引は本当に助かります。 |
オール電化割引 | オール電化住宅:-0.55円/kWh | オール電化住宅にお住まいの方。エコキュートやIHクッキングヒーターなど、電気を使う設備が多い家庭は、この割引で大きく節約できます。 |
太陽光割引 | 太陽光発電あり:-0.55円/kWh | 自宅に太陽光発電システムを導入している方。発電した電気を自家消費するだけでなく、電力会社からの購入分にも割引が適用されるのはお得ですね。 |
蓄電池割引 | 家庭用蓄電池あり:-0.55円/kWh | 家庭用蓄電池を設置している方。安い時間に充電し、高い時間に放電する「ピークシフト」との相乗効果で、電気代をさらに抑えられます。 |
EV割引 | 電気自動車を所持:-0.55円/kWh | 電気自動車(EV)をお持ちの方。充電に電気を使うEVユーザーにとって、この割引は日々のランニングコストを大きく軽減してくれるでしょう。 |
これらの割引は、すべて併用できます。
「持ち家で、4人家族、ペットを飼っていて、オール電化住宅に太陽光発電と蓄電池も設置している」という場合、5つの割引が適用され、合計で2.75円/kWhの割引になります。
さらに嬉しいことに、これらの割引は契約後に条件を満たした場合でも、マイページから追加申請することで適用されます。
引っ越し後にオール電化にした、途中でペットを飼い始めた、といった場合でも、後から割引を受けられる柔軟性も魅力ですね。
気になる電気代!大手電力会社との比較と節約の可能性
リボンエナジーが「本当に安くなるの?」という疑問は、当然抱くでしょう。
なぜなら、市場連動型プランであるため、電力の市場価格によって料金単価が変動するからです。
日本卸電力取引所(JEPX)の価格は2025年7月20日週で11.24円/kWhとなっており、前年比-1.17円/kWh(-9.43%)と、時期によって変動しています。
市場価格が高騰する時期や時間帯に電気を多く使えば、大手電力会社よりも割高になる可能性もゼロではありません。しかし、これは同時に「使い方次第で電気代を安くできる可能性を秘めている」ということでもあります。
これを活用し、料金が安い時間帯を狙って電気を使うことで、効果的に節約できます。
電力需要が少ない深夜から早朝(午前1時〜午前6時頃)や、太陽光発電量が増える晴れた日の日中(午前11時〜午後3時頃)は、市場価格が安くなる傾向にあります。
エネルギー業界の専門家によると、電力使用量が多い家庭ほど、割引の数が増えることで、リボンエナジーがお得になる分岐点が低くなる傾向があるといわれています。
天気予報のように電気の単価をチェックして、「今日は昼間に洗濯を終わらせよう!」「夜はちょっと照明を落とそうかな」と考えるのは、意外と楽しいものです。
リボンエナジーの注意点とデメリット
ここまでリボンエナジーのメリットを多く挙げてきましたが、もちろん注意すべき点、つまりデメリットも存在します。
契約を検討する際には、これらをしっかりと理解しておくことが大切です。
デメリット1:市場価格高騰のリスク
さらに、異常気象(猛暑や寒波)や国際情勢の悪化(例えば、2022年のウクライナ侵攻による天然ガスや石炭の価格高騰など)も、市場価格に大きな影響を与える要因となります。
こうした状況下では、通常の電力会社よりも電気代が大幅に高くなる可能性も否定できません。特に東日本(北海道・東北・東京)では、西日本(北陸、中部、関西、中国、四国、九州)に比べて価格が高騰することが多い傾向があるようです。
このリスクは確かに存在しますが、マイページで事前に単価を確認できる機能があるため、電気の使い方を工夫する習慣がある方には管理可能なリスクだと感じます。
何も見ずに使い続けるのは危険ですが、意識的に電気を使える方にとっては問題ないでしょう。
デメリット2:単身世帯にはメリットが薄い場合も
リボンエナジーは基本料金が0円であるため、電気使用量が少ない単身世帯でも固定費を削減できるメリットはあります。
ただし、これはあくまで「単身世帯全般」の話です。
もしあなたが単身世帯でも、テレワークで日中の在宅時間が長く、電気を多く使う習慣がある場合や、オール電化住宅に住んでいる、またはペットを飼っているなど、複数の割引条件に当てはまるのであれば、リボンエナジーは非常にお得な選択肢となり得ます。
デメリット3:支払い方法がクレジットカードのみ
リボンエナジーの支払い方法は、クレジットカード、Apple Pay、Google Payに限定されています。口座振替やコンビニ払いには対応していません。
そのため、クレジットカードを持っていない方や、普段から口座振替を利用している方にとっては、不便に感じるかもしれません。
最近はキャッシュレス化が進んでいるので、クレジットカード払いは主流になりつつあります。
デメリット4:ガスなどとのセットプランがない
リボンエナジーは電気のみのサービス提供であり、ガス料金とのセット割引や、その他の通信サービスなどとのセットプランは提供していません。
電気とガスをまとめて契約したい、あるいは特定のポイントサービスを活用したいと考えている方にとっては、物足りなく感じるかもしれません。
こうした方には、東京ガスや大阪ガスなど、ガスと電気のセット割を提供している電力会社や、楽天でんきのようにポイント還元が充実している会社も選択肢になるでしょう。
電気とガスを別々に契約することに抵抗がないのであれば、それぞれの分野で最もお得なサービスを選ぶという「ハイブリッド戦略」も有効だと考えます。
結果的にトータルの固定費が抑えられるケースも多いですからね。
契約から利用開始、そして解約まで:スムーズな手続きとサポート体制
リボンエナジーへの切り替えは、非常にシンプルで簡単です。
契約から利用開始までの流れ
リボンエナジーの申し込みは、すべてオンラインで完結。紙の書類のやり取りや、訪問での手続きは不要なので、忙しい方でも気軽に申し込めます。
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申し込み準備: まず、現在契約している電力会社の「検針票」または「マイページ」を用意しましょう。ここに記載されている「供給地点特定番号(22桁)」と「お客様番号(契約番号)」が必要です。
-
ウェブで申し込み: リボンエナジーの公式サイトにアクセスし、「切り替えのお申し込み」または「引っ越し先のお申し込み」を選択。必要事項(契約者情報、電気契約情報、支払い方法など)を入力していきます。
-
切り替え完了を待つ: 申し込み完了後、通常7日程度でリボンエナジーの電気に切り替わります。引っ越し先での利用開始を希望する場合は、引っ越し日(利用開始日)の2日前までに申し込めば、引っ越し当日から利用可能です。切り替えに伴う工事や立ち会いは原則不要で、停電することもないので安心してください。
リボンエナジーが全て代行してくれるので、手間なくスムーズに乗り換えられます。

解約方法とサポート体制
リボンエナジーは、契約期間の縛りがなく、解約時の違約金や解約手数料も一切かかりません。
このため、「とりあえず試してみて、もし合わなければいつでもやめたい」という方にとって、非常にハードルが低い電力会社といえます。
- 他社への切り替えの場合: 新しく契約する電力会社が、リボンエナジーとの解約手続きを代行してくれるため、利用者側からの連絡は不要です。
- 引っ越しに伴う解約の場合: 引っ越し先で電気を使わない、またはリボンエナジーの供給エリア外に引っ越す場合は、リボンエナジーに解約の連絡が必要です。ウェブサイトのお問い合わせフォームまたは電話で連絡しましょう。
最後の電気料金の請求は、解約の翌月に行われます。最終の引き落としが完了するまでは、登録しているクレジットカードや口座の解約をしないよう注意してくださいね。
サポート体制については、ウェブ・メールでの対応が基本。ウェブでの手続きがこれだけ簡便なのは本当に助かります。
電話での問い合わせ窓口も用意されていますが、平日9時~18時(有料)と時間が限られています。緊急時の24時間対応ではない点は、一部の利用者にとって不安に感じるかもしれません。
電話での問い合わせがすぐにつながらないとイライラしてしまうタイプの方は、サポート体制の充実に、今後のさらなる進化を期待したいところですね。
リボンエナジーの口コミ・評判
良い口コミ・評判
- 料金の節約効果:電気使用量が多い家庭や割引条件(持ち家、ファミリー、オール電化など)に当てはまる場合、電気代が大幅に安くなると好評。特に、4人家族で月350~450kWh使用する家庭では、年間11,000~16,500円の節約が可能という声も(例:割引適用で月940円、年間11,280円オフ)。
- 使いやすいマイページ:30分ごとの料金単価がスマホで簡単に確認でき、安い時間帯に「●」マークが表示されるため、節約のための工夫がしやすいと高評価。「安い時間に洗濯や充電を済ませられる」との声(東京都/40代女性)。
- 契約・解約の手軽さ:切り替えがウェブで完結し、解約時の違約金や事務手数料がゼロ。ユーザーからは「手続きが簡単で気軽に試せた」と好評(切り替えやすさ:5.0点/5点)。
- 環境への配慮:CO2排出量実質ゼロの電気供給が、環境意識の高いユーザーから支持。「エコな電気を使いたい人にぴったり」との声。
- キャッシュバックキャンペーン:2025年7月現在、年間使用量に応じた最大5,000円のキャッシュバックが人気(4,000~5,000kWhで4,000~5,000円)。
悪い口コミ・評判
- 市場連動型のリスク:電気料金が30分ごとに変動するため、市場価格が高騰すると電気代が上がるリスクが指摘される。特に東日本エリア(北海道・東北・東京電力管内)では価格高騰が起きやすいとの声(例:2021年1月のJEPX価格高騰で他社市場連動型プランが3倍に)。
- 単身世帯にはメリットが少ない:割引メニューがファミリーやオール電化向けに偏っており、賃貸の単身世帯だと割引が少なく、電気代が高くなる可能性がある。「一人暮らしだと節約効果が薄い」との不満(例:適用できるのはファミリー割引のみ)。
- 支払い方法の制限:クレジットカード、Apple Pay、Google Payのみで、口座振替やコンビニ払いが不可。「クレカを持ってない人には不便」との声。
- 情報不足による不安:新しい会社のため知名度が低く、「知らない会社で怖い」「信頼できるか不安」との意見がX上で見られる。
メリットとデメリットのまとめ
メリット
- 基本料金・燃料費調整額0円:固定費がかからないため、電気使用量が多い家庭(特に戸建てやファミリー世帯)で節約効果大。例:東京電力60A契約の基本料金(年間22,440円)が0円に。
- 豊富な割引:マイホーム、ファミリー、ペット、オール電化、太陽光、蓄電池、EVの7種類(最大-3.85円/kWh)。複数適用で節約額が増える。
- 環境に優しい:非化石証書でCO2排出量実質ゼロ。環境意識が高い人に好評。
- 使いやすいマイページ:料金単価をリアルタイムで確認でき、安い時間帯(例:日中や深夜)に電気使用をシフト可能。
- 契約の自由度:違約金なし、ウェブ申し込みで手続き簡単。
デメリット
- 市場価格高騰のリスク:JEPX価格が上がると電気代が高くなる。特に東日本エリアやピーク時間帯(夕方~夜)に注意が必要。
- 単身世帯に不向き:割引が少なく、電気使用量が少ないと節約効果が薄い。
- 支払い方法がクレカ限定:口座振替やコンビニ払い非対応で、キャッシュレス非対応者には不便。
- 知名度が低い:設立間もないため、情報不足で不安を感じるユーザーがいる。
- 割引申請の手間:割引は自動適用ではなく、マイページでの手続きが必要。
リボンエナジーと他社(オクトパスエナジー)を比較:こんな人におすすめ!
リボンエナジーは魅力的な新電力ですが、他にも多くの電力会社が存在します。
比較項目 | リボンエナジー | オクトパスエナジー |
---|---|---|
料金プラン | リボングリーン(市場連動型) | EVオクトパス、スタンダードオクトパス(市場連動型/段階制あり) |
基本料金 | 0円 | プランによる(EVオクトパスは日単位で基本料金あり) |
燃料費調整額 | 0円 | プランによる(燃料費調整額は別途加算) |
割引メニュー | 7種類(すべて併用可) | EV割引、オール電化割引など |
支払い方法 | クレジットカード、Apple Pay、Google Pay | クレジットカード、口座振替、コンビニ払い |
ガスセット割 | なし | なし |
環境配慮 | 実質再生可能エネルギー100% | 実質再生可能エネルギー100%プランあり |
供給エリア | 沖縄・離島を除く全国 | 沖縄・離島を除く全国 |
リボンエナジーがおすすめな人
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電気の使い方を工夫できる方:在宅時間が長く、日中に洗濯や食洗機など電力消費量の大きい家電を使用できる方。マイページで単価をチェックし、安い時間帯を狙って賢く節約したい方にぴったりです。
-
ファミリー世帯や持ち家の方:マイホーム割引やファミリー割引、ペット割引など、複数の割引が適用される可能性が高く、大幅な節約が期待できます。
-
オール電化住宅にお住まいの方:オール電化割引が適用され、深夜の安い電気を効率的に利用できるため、電気代を抑えやすいでしょう。
-
太陽光発電や蓄電池、EV(電気自動車)をお持ちの方:これらの設備割引と、安い時間帯での自家消費や充電を組み合わせることで、最大の節約効果を発揮できます。
-
固定費を削減し、シンプルな料金体系を求める方:基本料金と燃料費調整額が0円であるため、使った分だけ支払う明快な料金設定が、家計管理を楽にしてくれます。
-
環境に配慮した電気を使いたい方:実質再生可能エネルギー100%の電力が供給されるため、環境意識の高い方にもおすすめです。
-
引っ越しや新生活で、電力会社の切り替えをスムーズに行いたい方:ウェブで完結する申し込みや、解約代行サービスは、新生活のバタバタを軽減してくれるでしょう。
「とにかくお得にしたい!」という気持ちが強い方には、これだけ多くの割引を併用できるリボンエナジーは本当に魅力的です。
特に、ライフスタイルが割引条件にしっかり合致する方にとっては、まさに運命の出会いといえるのかもしれませんね。
リボンエナジー

リボンエナジーがおすすめでない人
- 単身世帯(特に賃貸):割引が少なく、電気代が高くなるリスク。
- クレカを持たない人:支払い方法が限定されるため不便。
- 価格変動が気になる人:市場連動型の変動リスクを避けたい場合、固定料金プランが無難。
賢い電力会社選びのポイントとトラブル回避策
電力自由化以降、多様な電力会社が登場し、選択肢が増えた一方で、「どこを選べばいいか分からない」「トラブルに巻き込まれたらどうしよう」といった不安も増えました。
資源エネルギー庁の発表によると、2024年3月末時点で新電力の市場シェアは20.7%に達しており、多くの消費者が大手電力会社から新電力に切り替えていることが分かります。
ただし、選択肢が多いからこそ、以下のポイントを意識することが重要です。
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電気の品質はどこも同じ:これは最も重要なポイントです。どの電力会社と契約しても、送られてくる電気の品質は一切変わりません。停電の頻度も、大手電力会社と新電力で違いはないので、安心して料金プランやサービス内容で比較検討しましょう。
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焦って契約しない:訪問販売や電話勧誘などで「今すぐ契約しないと損をする」「検針票を見せてほしい」などと言われても、その場で即決せず、必ず契約内容を冷静に確認する時間を取りましょう。国民生活センターには、強引な勧誘によるトラブルが多く寄せられています。その場で契約を迫るような業者は、たいてい何か裏があるものです。
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契約内容を徹底的に確認:料金プラン(基本料金、電力量料金、燃料費調整額、再エネ賦課金など)、契約期間の有無、解約違約金、支払い方法、提供される割引や特典など、すべての項目を細かくチェックしましょう。特に、市場連動型プランの場合は、リスクとメリットを理解することが不可欠です。
-
検針票や契約書は安易に渡さない・保管する:「検針票を見せていただければ、より正確なシミュレーションができます」と言われても、安易に渡すのは避けましょう。個人情報が悪用されるリスクがあります。また、契約した場合は、契約書や重要事項説明書などを必ず保管し、後で内容を確認できるようにしておきましょう。
-
不審な勧誘への毅然とした対応:しつこい勧誘に対しては、「結構です」「契約するつもりはありません」とはっきり断り、必要であれば電話を切っても問題ありません。事業者の社名や連絡先を確認し、悪質だと感じたら、国民生活センターの消費者ホットライン「188(局番なし)」に相談しましょう。
電力自由化は私たち消費者に多くのメリットをもたらしましたが、同時に「自分で選ぶ」責任も生まれました。
少し面倒かもしれませんが、自分のライフスタイルに合った電力会社を見つけるためにも、比較サイトの活用や、不明点の事前確認は欠かせませんね。
【2025年7月最新】リボンエナジーのキャンペーン情報

このキャンペーンは2024年8月1日から開始されており、終了時期は未定ですが、予告なく変更または終了する可能性もあるため、興味がある方は早めの検討をおすすめします。
具体的なキャッシュバック内容は、以下の通りです。
- 特典内容: リボンエナジーの利用開始後、1年間の使用電力量に応じた金額がキャッシュバックされます。
- 5,000kWh以上:5,000円
- 4,000kWh~5,000kWh未満:4,000円
- 3,000kWh~4,000kWh未満:3,000円
- 2,000kWh~3,000kWh未満:2,000円
- 1,000kWh~2,000kWh未満:1,000円
- ※年間1,000kWh未満の場合はキャッシュバック対象外となります。
総務省統計局の家計調査によると、一般的な4人家族の平均的な電力使用量は月間約400~500kWh程度とされているので、年間に換算すると4,800~6,000kWhです。
つまり、多くのファミリー世帯で最大の5,000円キャッシュバックを受け取れる可能性が高いです。
-
適用条件:
- キャンペーン期間中にリボンエナジーのウェブサイトから申し込むこと。
- 申し込み月を含む4ヶ月以内に電気の利用を開始すること。
- 特典付与時にリボンエナジーの電気を利用しており、かつ電気料金の未払いがないこと。
-
特典の受け取り方法:
- 利用開始月を含む13ヶ月目に1年間の使用電力量が判定されます。
- 14ヶ月目に、登録したメールアドレスへ特典受け取りに関する案内メールが届きます。
- メールの内容を確認し、振込先の口座情報を登録してください。
- 口座情報登録月の翌月末日(金融機関の営業日)に、指定の口座へキャッシュバック金額が振り込まれます。
-
注意事項: 案内メールが届かない場合は、利用開始月を含む15ヶ月目の末日までにリボンエナジーのカスタマーサポートに連絡する必要がある点に注意が必要です。連絡がない場合や、口座情報の登録に不備があった場合は、特典が付与されないことがあります。
ただし、受け取りまでに少し時間がかかるので、案内メールを見逃さないよう、カレンダーアプリにリマインダーを設定しておくことを強くおすすめします。
まとめ:リボンエナジーは怪しい?真相を解説
リボンエナジーが「怪しい」という印象は、新しい会社であることや、市場連動型の料金プランが持つ特性への誤解からくるものです。
しかし、実際は経済産業省に正式登録された信頼できる新電力会社であり、その料金体系は非常に透明性が高く、賢く活用すれば電気代を大幅に節約できる可能性を秘めています。
特に、基本料金と燃料費調整額が0円であること、そしてマイホーム割引やファミリー割引、オール電化割引など最大7種類もの割引を併用できる点は、他社にはない大きな魅力です。
電力使用量を工夫できる方、家族構成や住宅設備が割引条件に合致する方、そして環境に優しい電気を選びたい方には、リボンエナジーは非常におすすめの選択肢となるでしょう。
一方で、市場価格の高騰リスクや、支払い方法がクレジットカードに限定される点はデメリットとして考慮が必要です。しかし、マイページで料金単価を事前に確認できる機能や、契約期間の縛りや解約金が一切ないという柔軟性を考えれば、そのリスクは管理可能な範囲といえます。
電力会社選びは、私たちの家計を左右する大切な決断です。焦らず、本記事で解説したメリット・デメリット、そして賢い選び方のポイントを踏まえて、ご自身のライフスタイルに最適な電力会社を見つけてみてください。
リボンエナジーは、あなたの「もっと電気代を安くしたい」という願いを叶える、有力なパートナーとなるかもしれません。
リボンエナジー

- 基本料金・燃料調整費ゼロ
- 電気代は市場連動で変動
- 割引は最大7種類
- 実質再エネ100%電気
- 口コミはポジティブ65%
- 新会社で「怪しい」声も
- 解約金なしで手軽
- ガスは非対応
- 時間調整で節約可能
- 使用量多い人におすすめ
